≪文通16≫ガイドに学ぶ『メイド学』
この記事は、公開から5年以上経過しています。
投稿者:
魔法使いA-Ki☆。
投稿日:2011-10-08

投稿日:2011-10-08
今日は彼女から『メイド学』について語っていただきたいと思います。
/////
(A-Ki)
それでは、よろしくお願いします。
(ユーリ)
よろしくねーv
(A-Ki)
えっと・・・まず始めに、何でこんなことになったんでしょう?
突然『メイド学』だなんて。
(ユーリ)
だって、知って貰いたいじゃないですかー。
「秋葉原にいるメイドは単なる幻想、エンターテインメントだ」って事実をv
(A-Ki)
いやそんな・・・
えっと、みんな知っててやってると思うんですけど?
(ユーリ)
そうかなー?
まあ、エンターテインメントはエンターテインメントでいいんですけど。
あまりにも何というか・・・誤解されると、ちょっと本職のメイドとしては面白くないな、と思うわけですよ。
ほら、こっちもプロですしー。
(A-Ki)
なるほどね。
確かに、僕も、エンジニアを題材にした映画とかで、「いや、それは無いだろ!」と突っ込みたくなることは多々ありますね。
(ユーリ)
そうそう、それと同じですよー。
では、始めちゃいましょうか!
(A-Ki)
はい。
お願いしますね。
(ユーリ)
あはは、そんなに改まらなくても大丈夫ですよー。
さてさて・・・まず初めに大切なこと。
メイドというのは『職業』であり『仕事』です。
日本だと、家政婦さんというのが近いのかな?
実際の、現場のメイドさんは、必ずしも容姿に恵まれているとは限りませんし、ましてや、
「ご主人様ーv」なんてことはほぼありません。
(A-Ki)
うんうん。
(ユーリ)
それどころか、なんかもっとこう・・・どろどろしてるんですよ。
メイド同士の人間関係もあるし、メイド長とソリが合わないとかもあるし。
だいたい、女社会ですからね。
それはそれはもう・・・。
(A-Ki)
あ〜・・・大変そうだね。
(ユーリ)
えぇ、とっても!
(A-Ki)
あ、ちなみに、ユーリちゃんが生きてた国とか時代とかはいつ頃なんでしょう?
(ユーリ)
1700年代のイギリスですねー。
もちろんそれ以外にも、色んな時代にいましたけれども。
(A-Ki)
となると、文化とかも、今日本で認識されているのとは全然違うわけですよね。
(ユーリ)
それはもう。
なんというかですね、貴族のお家争いだとか、財力を見せつけるだとか、面倒くさい話がいっぱいですよー。
あ、それで言うと、確かに、外面を良くするために、顔立ちの整ったメイドを選んで雇うことはありましたね。
(A-Ki)
そういう世界なんだ・・・。
(ユーリ)
あと、メイド服に関しても。
貧相な格好をさせてたりとか、安い生地を使っていたりすると、お家が知れるわけですよ。
そういう意味で、こだわった高級品質な服を着られたりして、そういうのは嬉しかったですね!
(A-Ki)
あの服って、やっぱり動きづらい?
(ユーリ)
少なくとも、動きやすくはないですね。
ただまあ、仕事に支障が出ないような最低限の気配りはあったと思います。
もちろん、「どんな家に雇われるか」によって、待遇とかも含めて、全然違いますけどね。
(A-Ki)
なるほどねぇ。
(ユーリ)
ちなみに、メイド側はメイド側で、良い家柄のところに・・・今で言うと、就職ですか?
そこで働くために、色んな教育を受けて、色んな根回しをして、色々と頑張るわけです。
そこには、巨大な思惑と、いくつもの打算と、裏があったりもするんです。
(A-Ki)
へ・・・へぇ・・・。
(ユーリ)
というわけで、よい子のみんな!
メイドにあまり夢を見ちゃダメだゾv
(A-Ki)
・・・(バッチリ決めましたね・・・。)
(ユーリ)
とはいえ、そういうドロドロしたものがあるとはいえ、仕事は仕事。
プロフェッショナルなのです!
掃除や洗濯、ベットメイキングなど、一つ一つの家事や仕事に、魂と誇りをかけて、日夜頑張っているんです。
そうした面は、それはそれでちゃんと評価していただきたいところですね。
(A-Ki)
ふむふむ。
そういえば、なんかユーリちゃんと話していると、「メイドに対するプロ意識」みたいなのはヒシヒシと感じるものね。
(ユーリ)
ええ、プロですから。
好きでこの仕事をやってるんですよ〜。
(A-Ki)
ってことは・・・プロからすると、やっぱり今の秋葉原とかで「萌え〜」とか言ってるのは面白くない?
(ユーリ)
別に、そんなこともありませんよ。
とはいえ、あくまでも私個人としては、ですけど。
当時の同僚たちが今の現状を見たら、たぶん泡を吹いて卒倒するとは思いますけどね。
(A-Ki)
そっか・・・。
(ユーリ)
私の場合は、あれはあれで、アリだと思いますよー。
エンターテインメントとしては面白いですし。
というより、むしろ、風俗産業?
(A-Ki)
ま、そんな感じだよね。
(ユーリ)
風俗って、その時代を象徴しますからねー。
見ていて面白いというか、興味深くはありますね。
(A-Ki)
ふむ。
え〜と・・・他に伝えたいことは?
(ユーリ)
他にですか〜?
・・・無いです!
(A-Ki)
あ、無いんだ。
(ユーリ)
また何か言いたいことがあったら出てきますから、その時はお願いしますねー!
(A-Ki)
了解。
それじゃ、またね!
(ユーリ)
はーいv
/////
異文化に触れるのは色々と面白いですね。
ちなみに、不勉強なもので、イギリスがメイドの本場というのは知りませんでした(^^;
道理で「メイド服を仕立てるなら、イギリスから生地を取り寄せましょう」とか、こだわるわけですね・・・。
・・・というか、そもそも、何で僕にメイドのガイドが付いているんでしょう?
まだまだ謎はいっぱいです。
この記事は、公開から5年以上経過しています。
情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。
(多くの場合、記事で書かれているよりも、『厳しい状況』になっている傾向があります。)
情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。
(多くの場合、記事で書かれているよりも、『厳しい状況』になっている傾向があります。)