『ワクワクすること』と『ワクワクするとき』
この記事は、公開から5年以上経過しています。
投稿者:
魔法使いA-Ki☆。
投稿日:2014-06-14

投稿日:2014-06-14
以下のような答えが返ってくることがあります。
「美味しいものを食べているとき、ワクワクします」
「歌を歌っているとき、ワクワクします」
「上手に絵が描けたとき、ワクワクします」
・・・さて、何がマズいか分かります?
ここで、「え、何かマズいの?」と思った方は、ある『落とし穴』にはまり込んでいる可能性があります。
・・・・・・・。
・・・・・。
・・・。
え〜・・・鋭い方は、記事のタイトルを見た瞬間に分かったことかと思いますが(笑)
上記の例では、『ワクワクすること(What)』を訊かれているにも関わらず、『ワクワクするとき(ワクワクする瞬間・moment)』を答えているんですね。
『ワクワクすること』と『ワクワクするとき』の違いは何かというと・・・
『ワクワクするとき』というのは、「その瞬間は確かにワクワクするけど、そこに至るまでは、ワクワクすることもあれば、しないこともあるもの」です。
一方、『ワクワクすること』というのは、「過程も含めてワクワクすることが出来るもの」です。
具体的に(そして極端な例で)言うと、
「『美味しいものを食べているとき、ワクワクする人』は、食べるその瞬間だけが幸せ」だけど、
「『美味しいものを食べることに対して、ワクワクする人』は、お店探しの段階から幸せ」
ということ。
つまり、
「『ワクワクすること』に軸を据えている人は、過程を楽しむことが出来、努力を努力と思わず、もし仮に結果が出なくても幸せを感じられる」
「『ワクワクすること』に軸を据えている人は、多少の波こそあれ、ずっとモチベーションを燃やし続けることが出来る」
「『ワクワクするとき』に軸を据えている人は、道中が修行または苦行・我慢で、結果が出れば嬉しいけれど、結果が出なければ嬉しくない」
「『ワクワクするとき』に軸を据えている人は、最初と最後だけ燃えるようなモチベーションで、あとは我慢の連続」
ということです。
さらに、冒頭の例が厄介なのは、
「上手く行かない人(『ワクワクするとき』に軸を据えている人)は、
指示を無視して、まるで違うことをやっているにも関わらず、
本人は、ワークをやったつもりになっている」
ということなのですよね(^^;
せっかく時間を費やしてワークに取り組んでいるのに、
「自分が見たいものだけを見る」
「自分にとって都合の良いように聞く」
ということをやっていては、
なかなか成果には繋がりません(^^;
しかも、「『ワクワクすること(What)』を訊かれているにも関わらず、『ワクワクするとき(ワクワクする瞬間・moment)』を答えてしまう」という人は、
他のワークでも、講師の指示を無視して、「自分が答えたい答え」に飛びついてしまう傾向があります。
言ってしまえば『学びの全般において、努力の質が低い』ということ(^^;
これが、リアルタイムのワークショップ・イベントなどであれば、その場で『軌道修正』を行うことが出来るのですが、
パッケージ化した教材だと、なかなか難しいものがあります。
もし仮に、細かな注釈を付けても、注釈を飛ばして読むか、注釈も自分の都合の良いように翻訳するのですよね・・・(^^;
『学ぶのが上手い人』『素直な人』というのは、「あなたのワクワクすることは何ですか?」と訊かれたら、質問の通りに『ワクワクすること』を答えます。
これは、当たり前で、物凄くシンプルで、些細なことなのですが、とても大事なことです。
結局、
「当たり前のことを、当たり前のようにやれば、上手く行くもの。
上手く行かないのは、何かが間違っているから」
なんですよね(^^;
「ワークをしっかりやってるのに成果が出ません!」と言う人は、ぜひ、『本当にちゃんと指示通りにワークをやっているのか』を、今一度確認してみて下さいね^^
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情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。
(多くの場合、記事で書かれているよりも、『厳しい状況』になっている傾向があります。)
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