一字一句正確に・・・?
この記事は、公開から5年以上経過しています。
投稿者:
魔法使いA-Ki☆。
投稿日:2013-12-05

投稿日:2013-12-05
「一字一句間違えずに覚えよう」
と、する人がいます。
もちろん、固有名詞(地名や人名、商品名など)であれば、正確に覚えることは大事ですが・・・
ぶっちゃけ、
「一字一句正確に記録したいのであれば、テキストをコピーしたり、ホワイトボードを写真に撮れば良い」
のです。
よく、『ホワイトボードに書かれた内容を丸々書き写す人』がいますが、それは「アウトプットのうちには入らないもの」です。
まったく無意味とは言いませんが、極めて非効率です。
『アウトプット』というのは、「情報を、一度噛み砕いて、自分の言葉に変換して吐き出すこと」。
ですから、ホワイトボードを一字一句間違えずに書き写す時間があるのであれば、
タブレットか何かでホワイトボードを写真に撮って、
そこに「自分の気付き」を書き加えた方が、よっぽど効率的な&深いアウトプットになります。(写真に書き込み出来るソフトはたくさんあります)
ついでに言うなら、現代で生きるに当たっては、固有名詞そのものを覚えるよりも、『検索キーワード』を覚える方が遙かに効率的です。
現代には様々な『文明の利器』があるのですから、ぜひ、それらを使いこなしましょう。
また、特に、講師(セラピスト含む)を志望している人の中には、師匠のやり方を丸々コピーしようとする人がチラホラいますが、
「完全なコピーをしたいのであれば、師匠の講義の様子を撮影して、それを配信すれば済む話」
です。
師匠の劣化コピーを目指すのでは無くて、「学んだものを自分の血肉として再構築し、師匠が出来ないことをやる」ということをやらなければ、
コピー技術が進化した現代においては、大した価値にはなりません。
確かに、『正しい知識を入れる』というのは大事なことではありますが、
『正しい知識を入れるだけ』であれば、もっと良い方法は他にいくらでもあります。
機械に任せれば済むことは、機械に任せてしまえば良いのです。
さて、そうすると、
次に出てくる疑問は、
「人間にしか出来ないことは何なのか?」
「機械でやるよりも、人間がやった方が効率が良いことは何なのか?」
ということになりますが・・・
これは、例えば、
『適切な状況判断』
『「気持ち」を察する』
『「その人」に適したやり方を見極める』
『情報の選別(不要な情報を省く)』
などです。
知識はパッケージ化(テキスト化、録音、撮影)できますが、
「たくさんあるテキストの中から、自分はどれを選んだら良いのか?」
「色んな人が開催しているセミナーの中で、自分に合ったものはどれなのか?」
というのを選び取る作業は、
今のところはまだ、システムで行うよりも、訓練を積んだ個人の感覚の方が最適解を導きやすいでしょう。
あと、
『場の雰囲気作り』
『カリスマによる人心掌握』
『共感』
『ライブの空気感を伝える』
なども、
今のところは、完全なシステム化・パッケージ化が難しいところです。
と、いうわけで・・・
特に、対面でのイベントに参加して学ぶ際には、
講師の伝える知識だけでは無く、
「講師の状況判断の仕方」
「場の雰囲気の創り方」
「カリスマの源は何なのか」
「その講師が、何を気にかけ、何を判断材料にしているのか」
なども気にかけてみて下さいね^^
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情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。
(多くの場合、記事で書かれているよりも、『厳しい状況』になっている傾向があります。)
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