『評価』と『ジャッジ』の違い
この記事は、公開から5年以上経過しています。
投稿者:
魔法使いA-Ki☆。
投稿日:2013-11-28

投稿日:2013-11-28
「(講義練習の様子を、参加者さんから点数を付けてもらうことについて)
ジャッジするのって良くないんじゃないんですか?」
という話が出てきたのですが・・・
『(ポジティブな意味での)評価』と『(ネガティブな意味での)ジャッジ』というのは、別物です。
まず、『評価』というのは、
『長所を伸ばし、短所を改善するために、
「出来ている部分」と「出来ていない部分」を明らかにする目的で行うもの』
です。
プロとして活動するにあたっては、「自分には何が出来て、何が出来ないのか」を知ることは、とっても大事。
仮に、現時点で「できないこと」があったとしても、それ自体は悪いことでもなんでもなくて、
出来なければ、「出来るようになるよう努力する」か、あるいは、「出来る人に任せる」ということを行えば良いのですが・・・。
もし、「ホントは出来ていないのに、出来ているつもりになっている」というのであれば、これはとても危険な状態です。
例えば、クライアントが浄霊をしてもらいに来たのに、払えていなかったり、
エネルギー回路を繋げてもらいに来たのに、ちゃんと繋がっていなかったり、
ブロック解除をしてもらいに来たのに、ブロックが外れなかったり・・・
こうした『出来ていないケース』に対して、「スミマセン、失敗しました」と正しく言えるのであれば、まだマシなのですが・・・
万一、失敗したにも関わらず、「出来ました」と言ってしまうと、
単にその場で問題が改善しないだけではなく、『今後の改善の芽』までもを摘み取ってしまうことになりかねません。
なので、『結果に対する検証』『客観的な自己評価』が出来るようになることももちろん必要なのですが、
それ以前のトレーニングの段階として、(あるいは、プロとして活動するようになっても、メンテナンスやスキル維持の一環として)
『自分の仕事ぶりを、客観的に評価してもらう』
という機会は、とても大事なものです。
なお、実際の(仕事としての)セッションの現場では、
クライアントが
「この人の言うことは意味が分からない」
「この人の喋り方は不快になる」
などと思ったとしても、それを面と向かって指摘してくれることはほとんどありません。
なので、セラピストの側は、『クライアントは不満を抱え込むものなのだ』ということを、知識として知っていないと、
『クライアントの社交辞令を真に受けて、「今日も満足してもらえた」「自分は素晴らしいものを提供している」などという勘違い』
をして、
『何故か、リピート率が悪い(かつ、不満のタネを世の中にばらまいてしまっている)』
ということになります。
話が逸れましたが、
まとめると、
「『評価』というのは、ポジティブな動機によるもの」
です。
一方、『ジャッジ』というのは、『裁く』こと。
(※ただし、言葉をどう定義するかにもよって変わるので、その人がどういう意味で『ジャッジ』という言葉を使っているのかは注意する必要があります)
『評価』がポジティブな動機であれば、
『ジャッジ』はネガティブな動機(攻撃性を孕んだもの)です。
・・・で。
ここが大事なポイントなのですが、
「自分の実力を正当に評価されることに対する『恐れ』や『逃げ』が、評価とジャッジを混同させる」
のです。
自分が「出来ない」ということを認めたくないから、
事前に、ポジティブな動機の『評価』に対して、「ジャッジすべきではない!」と攻撃して、潰そうとするわけですね(^^;
(ブロックがあると、自分が正当だと勘違いして攻撃に走りがちになるものです。
なので、攻撃性が出てきたら、ブロックが発動していると思って良いでしょう)
だけど、先にも書いたとおり、現時点で出来ないからといって、それ自体は悪いことではありません。
「自分の弱いところを認められる」「出来ないことを出来ないと認められる」というのは、『とても強い在り方』なのです^^
(もちろん、そこから『改善する』『対策する』というのまでセットで行うのが大事ですよ!)
と、いうわけで・・・
「出来ることは出来る、出来ないことは出来ない」と、自分に実力を『正当に評価』していきましょう^^
そして、そのために、練習会などに参加して、『他人から客観的に評価してもらう』という機会を、出来るだけ創るようにしましょう^^
///// 関連記事
的外れな指摘を真に受けない
https://f1144.mahou-gakkou.net/blog_pickup/0410
「『評価』に対して、客観的に評価」するコツ
https://f1144.mahou-gakkou.net/blog_pickup/0415
この記事は、公開から5年以上経過しています。
情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。
(多くの場合、記事で書かれているよりも、『厳しい状況』になっている傾向があります。)
情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。
(多くの場合、記事で書かれているよりも、『厳しい状況』になっている傾向があります。)