『交換セッション』の良し悪し
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投稿者:
魔法使いA-Ki☆。
投稿日:2013-10-24

投稿日:2013-10-24
「私があなたにセッションをする代わりに、
あなたも私にセッションしてくださいね」
という形の、
いわゆる
『物々交換』
『バーター取引』
ですね。
お互いお金を払う手間が省けるし、
それぞれの得意分野を持ち寄ってのセッションとなるので、
一見、いいことずくめに思えるのですが・・・
その実、「ビジネスでやっていこう!」「プロとしてやっていこう!」という人がこれをやるのは、
色々と『問題点』があったりもします(^^;
交換セッションの『問題点』としては、
まず、
「お互いの『お金のブロック』を正当化してしまう」
というのが挙げられます。
要は、交換セッションを持ち掛けるというのは、「お金を受け取るのは申し訳ないけど、セッションだったら受け取れる」という心の表れ。
あるいは、「お金は払いたくないけど、セッションだったらやってもいい」という考えに基づくもの。
もうちょっと言うと、
「『正当な対価を請求できない自分』『自分の商品に自信がない自分』を甘やかす行為」
といったところでしょうか(^^;
ビジネスとしてセッションを行う場合(セッションで生計を立てようと思った場合)、
しっかりと相手に価値を提供し、自分も対価を受け取る必要がありますから、これは非常にまずいわけです(^^;
お互いのセッション料金が違うのであれば尚のこと、
もしセッション料金が同じであっても、
「5000円払って、5000円受け取る」
という形にした方が、
『お金を受け取る経験値』
『お金を支払う経験値』
両方溜まるわけですから、
駆け出しのころであっても、(ビジネスとしてやっていきたいのであれば)あえてそこに『お金』を介入させたほうが望ましいでしょう。
さらに、
これはお互いのセッションの分野にもよるのですが、
お互いが、いわゆる『癒し系セッション』『解放のためのセッション』の場合、
交換セッションにすることで、「傷の舐め合い」に発展していく可能性も十分にあります。
また、潜在意識が、
「『私から癒されなければいけないような人』が、果たして、この自分を癒せるのか?」
などと無意識的に感じ、
セッションの効果が落ちることも十分考えられます(^^;
・・・と、まあ、『交換セッション』というのは、利点だけでなく、いろいろ問題点もあるのです。
とはいえ、僕としては、別に交換セッションそのものを否定しているわけではありません。
「趣味としてのセラピスト」だったり、「最初の経験値を積む段階」の場合には、
交換セッションというのは、『素晴らしい価値の交換の手段』と言えるでしょう。
ただ、
「自分の商品に自信と誇りを持つべきプロフェッショナル同士が、気軽に行うようなことではないよ」
ということです。
お互いの商品に本当に自信を持っているのであれば、
しっかりと対価を払ってセッションを受け、
そして、しっかりと対価を受け取ってセッションをすれば良いのです^^
もし、交換セッションを持ち掛けられたり、あるいは持ち掛けたいという気持ちが起こった場合、
一度、
「果たして、お互いにとって、交換セッションというのは最適なスタイルなのだろうか?」
というのを考えてみるのが望ましいでしょう^^
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情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。
(多くの場合、記事で書かれているよりも、『厳しい状況』になっている傾向があります。)
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